社内で片思いをした時の辛い経験

社内で片思いをした時の辛い経験

20歳で就職し、会社で働き出した頃から気になっている8つ年上の先輩社員がいました。長身で、顔は坂上忍風、みんなを引っ張っていくような発言力のある、男気のある先輩です。

 

今でも思い出すと恥ずかしいのですが、その頃の私は猪突猛進というか、「告白したらきっと振り向いてくれる!」という根拠のない自信を持っていました。そして、その先輩に彼女がいるのかどうかすら確かめないまま、電話で「好きです」と告白してしまったのです。その時の彼の返事は「ありがとう」でした。そう言われてみて嬉しくはあったけれど、よく考えると「付き合おう」という返事でもありません。とにかく、その時は電話をするだけで精一杯だったので、こちらも特にそのことには触れず、電話を切りました。

 

その後です、辛い日々が始まったのは。はっきりしていて行動力があると思っていたその先輩の態度があやふやです。時々お互いの趣味の話をしたり、からかうような事を言ったり、さりげなく優しくしてくれて、「私に気があるのかな?」という風に思わせながら、それ以上進展しません。友達以上、恋人未満のような関係。私は一人悶々としてしまいましたが、自分から食事などに誘う勇気もなく、そのまま曖昧な感じのまま時は過ぎていきました。私はずっと片思いを続け、その先輩の一挙一動が気になって仕方ありませんでした。

 

そして数年過ぎた頃。なんと、その先輩が私の後輩と結婚するということを知りました。まさに青天の霹靂、2人が付き合っていることすら知らなかったので、ショックで会社に行くのが嫌になったほどです。よくよく周りの話を聞くと、2人はかなり長い間付き合っていたということ。それなら、どうしてはっきりと電話で「◯◯さんと付き合っている」と言ってくれなかったのだろう、と何度も思いました。そうすれば、傷ついても何とか諦めて、また違う恋が見つかったかもしれないのに・・・しかも、本人ではなく周りから結婚を知らされる、こんな残酷なことはないと思いました。

 

確かに、彼が私に自分の恋愛事情を話す義務もないのですが、今となると、自分に好感のあった私を、ただ引き留めておきたかったというか、保険に取っておいたというか、どうもそういう感じだったんじゃないかなあと思います。その後私もその会社を辞めて、きっぱりと彼のことは断ち切りました。毎日仕事で顔を合わせるだけに、社内で片思いや恋愛って、厳しい時もあるなぁと、身をもって思い知りました。

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